長崎で味わう和・華・蘭が生んだ「卓袱料理」

こんにちは〜

長崎旅行のグルメと聞くと、ちゃんぽんやカステラを思い浮かべますよね。

でも、長崎ならではの食文化がもう一つあります。

それが「卓袱(しっぽく)料理」です。

実は3か月ほど前に長崎に行ってきたのですが、今回初めて体験してみてとてもよかったので、機会があったらぜひ卓袱料理を召し上がってみてください✨

この郷土料理はまさに長崎ならでは。

日本・中国・西洋の文化が一つの食卓で融合した、日本でも珍しい「和・華・蘭(わからん)」の料理なのです。


長崎だから生まれた料理

江戸時代、鎖国政策下の日本において唯一、海外との交流が続いていた場所、長崎。

中国やオランダとの貿易を通じて、さまざまな文化や食材が長崎へ伝わりました。

その影響を受けて誕生したのが卓袱料理です。

中国料理をベースに、日本料理の繊細さ、西洋料理の要素も取り入れながら発展し、約400年もの間受け継がれてきました。


「おひれをどうぞ」から始まるおもてなし

卓袱料理で最初に耳にするのが、

「おひれをどうぞ。」

という女将さんの一言。

この「おひれ」とは、鯛のお吸い物のこと。

一人一尾の鯛を用意したという心遣いを表す、おもてなしの象徴でもあります。

乾杯より先にお吸い物をいただくという流れも卓袱料理ならではの伝統です。


円卓を囲めば、みんなが主役

卓袱料理最大の特徴は、朱塗りの円卓。

大皿に盛られた料理を、みんなで取り分けながらいただきます。

円卓には上座も下座もありません。

身分や立場に関係なく、一つの食卓を囲んで食事を楽しむ。

この考え方は、国際都市・長崎らしい「平等」と「交流」の精神を感じさせてくれます。


卓袱料理で味わえる代表的な料理

卓袱料理には、長崎を代表する名物が数多く並びます。

  • 新鮮なお刺身
  • 長崎天ぷら
  • 豚の角煮(東坡煮)
  • ハトシ(海老のすり身をパンで挟んで揚げた料理)
  • 煮物
  • 季節の小鉢
  • 水菓子

どの料理も長崎の歴史を感じられるものばかり。

一品一品に中国や西洋、日本それぞれの食文化が息づいています。

天ぷらも角煮もお砂糖たっぷり!

衣にもお砂糖と卵が使われるそうです。卓袱料理だけ特別仕様ではなく、長崎の天ぷらといえばこのスタイルなんだそう。角煮も綺麗な照りで甘さがしっかりした味付けです。

お砂糖と卵の贅沢品をふんだんに使えるのはまさに長崎ならでは!

ご馳走は量が沢山あってお腹も心も大満足でした。

長崎編はまた続きます〜